■今日の見出し
・今日の体重:81.6kg
・
継続的お中元
・
お薦め3コース
(今日の枕)
ちょっと不調。
■継続的お中元
当日記のお送りする2005年モデルの素敵なお中元案を皆様だけにそっとお伝えいたしましょう。
……「皆様」で読者層を広げようとしつつ、「だけ」で読者層を狭めようとしている……変な日本語。変な日本語を使うことでわかるように、この記事はある種妄言です。笑い飛ばしていただければ幸いですが、笑えるほど面白くない可能性も大きいです、ハイ。
○継続的とは?
ふつうのお中元は、相手は受け取ったらそのアイテムを一時的に消費してそれでおしまいです。
お中元の贈り物が、受け取り手に送り手の印象を継続的に与えることはあまりないことでしょう。
たとえば、石けんを受け取って、その石けんで体を洗っても送り手のあなたを思い出すことはあまりないです。また、石けんで体を洗うという行為は日常的に自己完結する行為ですので、体を洗うごとに石けんの送り手について思い出す機会はあまりありません。
たとえば、黒豚の肉、野菜、うどんを組み合わせた「お鍋セット」を受け取って、その「セット」を家族で食べると食事中1回は送り手のあなたを思い出すでしょう。ですが、「セット」を食べられるほどの家族をお持ちでないこともあるでしょう――忙しくてタイミングがあわないとか、単純に家庭内が不仲だとか。
そんなわけで、ふつうの贈り物では一時的な注意を喚起できれば成功といってでしょう。
ですが、継続的な印象を与えることができる贈り物も世の中には存在すると思うのです。
相手のコミュニケーションを活性化する贈り物ならば、それが可能なのです。
どういうことかというと、次のような流れになります。
コミュニケーションが活性化
↓
複数人の話題に上る
↓
複数人の記憶容量に贈り物の印象が残る
↓
贈り物の受け取り手に話題提供への敬意が育つ
↓
贈り物の受け取り手 鼻高々に
↓
贈り物の受け取り手を通して送り手の評判もUP
○さて、何を贈ればいいのか?
コミュニケーションを喚起するためには、共有の経験を刺激する機会を与えればいいのです。
そのためには、何を贈ればいいのでしょうか?
日本の誇る文化となりつつある、ゲームを贈ればいいのです!
しかし、家庭用ゲーム機のゲームソフトを贈ってもいまいちです。
ゲームソフトはコンパクトなケース(CDケースやDVDケース)で薄くて印象に残りません。
印象をじっくり醸成させるため、アナログなゲームがいいのです。
すなわち、ボードゲーム、カードゲーム、TRPGというゲームがいいのです。
ゲームをきっかけにみんなで会話が生まれます。
ゲームのコマやカードに物理的に触れることで、触覚が刺激され、視覚が刺激され、そのことが脳細胞を活発化させるのです。
TVゲームだと、みんなの視線はTVに釘つけとなり、その場にいたみんなへの印象は薄っぺらになってしまうのです。
○お薦め三コース
というわけで、当日記お薦め三コース。
予算に合わせてお選びください。
それぞれ、ギフト品として問題のない価格になっております。
>松コース
・「Michael Graves モノポリー」(
詳細情報/in 自由ケ丘WINGさん)
・「モノポリー日本版」(
詳細情報/in あみあみ楽天市場店さん)
米軍の潜水艦でも遊ばれるという噂のボードゲーム中のボードゲームです。
お金を貯めるという概念と、他者と交渉するという交渉力、そしてこれらをバランス良く思考する生活力が刺激されるゲームです。
「Michael Graves モノポリー」については、著名なデザイナー氏によるコンポーネントでインテリアとしてもバッチグーなアイテムにまとまっております。
家族でも友達同士でも同僚でも楽しめる、ベーシックなゲームデザインは送り先に困りませんね。
>竹コース
・「はじめてのd20FFパック」(
詳細情報/in アナログゲームshopさん)
肉体を動かして、生死をかけてお宝を稼ぐ。
まさに労働の原点を味わえる冒険ゲームです。
金を稼ぐ基本が肉体を動かすことだという感覚を築くのにピッタリです。
冒険中に遭遇する事例が、様々な問題解決能力を向上させてくれることでしょう……おそらくは。
冒険ゲームのスタンダートであるD&D(洋画ETに出るくらいスタンダート)のルールと、イギリス原産の冒険シナリオのセットです。
遊ぶにはかなりの時間がかかりますが、その分、送り先の印象に残ることは必至です。
>梅コース
・「ブロックス」(
詳細情報/in あみあみ楽天市場店さん)
・「カタン」(
詳細情報/in あみあみ楽天市場店さん)
ともに家族、友達同士で遊ぶのにピッタリで、30〜1時間程度で終わる楽しいゲームです。
「ブロックス」は根強い人気を誇るパズルゲーム「テトリス」のように幾何学的なコマを並べる知的なゲームです。華麗なデザインのコマを見ているだけで、ゴージャスな気分になることがあるのかもしれません。
「カタン」は20世紀末からのボードゲームブームのきっかけとなった、知る人は知る、名作ボードゲームです。
互いの思惑を読み合う論理性、自らの願望と他者の利益を調整する交渉力などが刺激されます。
>番外コース
・「キャッシュフロー101日本語版」(
詳細情報/in 東急ハンズ通販倶楽部さん)
「金持ち父さん貧乏父さん」(
詳細情報/楽天ブックス)というビジネス思想書の考え方を身につけるためにデザインされたボードゲームです。資本主義下で生活する際に身につけておいて損のない資産運用の概念を学ぶにはいいらしいです。
まぁ、受け取り側が「資産運用の心配をされるとは!」などと焦るかもしれませんけれど。