通読:下着の誕生

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■今日の見出し
・今日の体重:81.2kg
・昨年の通読:下着の誕生

(今日の枕)
 ウィルコムに乗り換えたので、アステル東京の解約手続き……昨日電話したのにもう退会届が到着しました。
 退会届は葉書ですか、A4の書類とかじゃないんですなぁ……。
下着の誕生
■昨年の通読
「下着の誕生 ヴィクトリア朝の社会史」著:戸矢理衣奈/刊:講談社選書メチエ・講談社/資料度:★★★★☆/2000年7月(詳細情報 in 楽天ブックス利用スペース用画像

○どんな本?
 産業革命が進むヴィクトリア朝英国の社会変遷の中で、女性の活動方面の変化が起こりました。そんな社会背景の中で変化していく服飾について語った一冊です。
 活動的な女性のために変化・派生していく衣装――ペチコートは廃れ、下着、合理服、体育服、水着の勃興。それを導いた時代はどんな雰囲気だったのか、当時の雑誌図版も豊富に収められ、わかりやすい良書です。

○気になるフレーズ
(6頁・プロローグより)〈現在の女性は、誰もが150年前ならば娼婦(しょうふ)すら驚くような「不道徳な」ファッションに身を包んでいる。〉

 肌の露出が忌避されていた時代の存在を考えれば「不道徳」の指摘はごもっともですね。
 でも、それだけ活動的になったわけですよね。

 そういえば、男女ともスーツと呼ばれる衣装は活動を阻害しやすいかと思うのです。昔と比べれば活動的だとは思いますが。

○そして、こう思う
「下着」とタイトルにあるとムフフな本かと勘違いされる方もいらっしゃるかもしれませんが、女性史の本です。
 現実世界での下着などの服飾(水着も含む)の変化具合をおいかけておくことは、ファンタジー世界における服飾のあり方を考える際にも有益なことは間違いないでしょう。

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このページは、tamasunaが2005年6月23日 00:00に書いたブログ記事です。

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