通読:キルギス大統領顧問日記

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■今日の見出し
・今日の体重:82.0kg
・今日の通読:キルギス大統領顧問日記

(今日の枕)
 あじさいに加え、サボテンが咲きました。
 植物も盛んな季節ですね。

■今日の通読キルギス大統領顧問日記
「キルギス大統領顧問日記 シルクロードの親日国で」著:田中哲二/刊:中公新書・中央公論新社/満足度:★★★☆☆/2001年1月(詳細情報 in 楽天ブックス利用スペース用画像

○どんな本?
 キルギス共和国独立直後の経済専門家として派遣された著者の、同国を中心とする経験を語った一冊です。
 ソ連から独立した後の経済政策にまつわる話もありますが、現地での生活、キルギス周辺の歴史・文化紹介、1999年のキルギス邦人拉致事件など幅広い話題が収められています。
 なお、表題にある「キルギス大統領」は、同国初代大統領アスカル・アカエフを指します。

○気になるフレーズ
「アカエフ大統領の政治力を考えるときに、文豪チンギス・アイトマトフ(Chingiz Aitmatov 一九二八〜)の存在を無視することはできない。アイトマトフ氏がアカエフ大統領の就任を全面的に支持しつづけているから、大統領の地位が安泰であるといってもいいほどの重みを持っている」

 なお、チンギス・アイトマトフ氏は、ソ連末期の作家・哲学者だそうで、外交官としても活躍を見せており、国民的支持の強い人物だそうです。

 独立したての国家にとって国民に人気のある人材は必要であります。こういったキーマンを追いかけた情報は面白いものです。
 とはいえ、日本語ページを google 検索してもこの人物についてのページが見つからないのは、キルギスへの関心の低さを反映してるんでしょうか。

○ここが素敵
 祭典、日々の光景を紹介するなかで、伝統競技や伝統料理を扱った部分は楽しさ・美味しさが伝わってくるようです。

○そして、こう思う
 今年春に権力を失ったアカエフ元大統領は、本書の主要な登場人物の一人です。
 大統領の独裁への危惧がエピローグで触れられています。この危惧は解決されることなく、2005年春の政変につながってしまったようです。
 不安定な組織を長年管理してくると、自ら以外を信用できなくなるのは権力についたものの宿命なのでしょうか。

コメント(2)

TITLE: Re:通読:キルギス大統領顧問日記(06/20)
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こんばんは〜!

日記リンク有り難う御座居ます!!

処で、矢部さんから、”TRPGバトン”が、

廻って来たので、出来れば御協力下さい。

詳しくは、僕の日記迄。ではでは!

TITLE: Re:ばとん
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タイサク@SYSTEMS of BRAIN FUCKING 代表さん

>処で、矢部さんから、”TRPGバトン”が、

>廻って来たので、出来れば御協力下さい。

>詳しくは、僕の日記迄。ではでは!

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 いつもありがとうございます。

 バトンについては、 http://blogs.yahoo.co.jp/tamanegi_sunaga/ のほうでお受けしました。

 今日は久々にヤフーブログが絶不調なので、なかなかつながらないかもしれませんが、ご参照くださいませ。

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このページは、tamasunaが2005年6月20日 00:00に書いたブログ記事です。

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