■今日の見出し
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昼食:ダブルクォーターパウンダー・チーズ
・鑑賞:どーもくん ファン・イベント
■鑑賞:どーもくん ファン・イベント
○開場前
最前列で案内してくれたSさん……、なんというか「TVキャスター マーフィー・ブラウン」のプロデューサー マイルズ役みたいな雰囲気で見ていて微笑ましかったのです。
入場前の抽選で、入場22番目を引き当てたおかげで、右ブロックの最前列に座ることができました。
今までの「どーもくん」過去作品が映し出される巨大プロジェクターを見上げるかたちになるのは少々きつそうですが(映画館の最前列の苦しみというやつ)、合田監督らのトークもあるので、最前列のほうが見やすいものもあると読んだのですが。
島根、北海道からもやってきた250名の面々が会場にびっしりです。
○開演
14時頃スタート。
1年目の30秒短編を中心に、最後に「どーもはじめて物語」を放送して第1ブロック終了。
それから合田監督のマックのノートで思い出画像を紹介しつつトーク。
トークと作品放映を繰り返しつつ、ゲストが2名入れ替わりつつ紹介されました。
下記、トークの内容を軽くメモしておきました。
なお、聞き間違い、偏見でメモ内容が歪んでいる可能性は否定しません。ご了承ください。
・製作数
30秒もので39本。
4秒ものだと、思い出せないくらい。
CGもの(「どーもはじめて物語」など)も含めると、この10年で400本以上!
・「どーもはじめて物語」
製作開始前にスタッフの「どーもってなに?」という意識共有用に作られたものがもとだったので、あんな気が抜けたような手書き調だとか。
・どーもくんの創作秘話
合田監督がTYOのCMディレクターだったころ、1998年10月2日16時に社内のプロデューサーから「BS10周年キャラクターに応募してみたら」と勧められ、5日朝3時に原型を閃き、6日に提案。
最初の最初の頃は、どーもの歯の数はもう1~2本多かった。
そして、10月27日に採用決定。
合田構想では、どーもくんは着ぐるみで、うさじいは下から手を差し入れるパペットで考えていた。だがプロデューサーは平面的なアニメで考えていた。
合田監督は自分で粘土を使い立体化して見せ、人形アニメという落としどころにたどり着いた。
>ゲストその1
豊口めぐみさん登場!
・たーちゃんを加えることについて
1年目から出したかったけれど、NHKディレクターに「焦るな」と止められた。そのおかげで、じっくりキャラクターを固めることができ、今のキュートなスタイルになった。
初期案では、鼻の周りなどに線が入っていたようだ。
・ネタの出し方
締切寸前に無理矢理出すタイプ。
子どもの頃を思い出す感じで。
・たーちゃんについて
フェレットのくねくねとした感じと小悪魔っぽいイメージから、ああいった身のよじり方などが生まれた。
・松村達雄さんの思い出
自宅で音を録っていた。15分録ると終わり、夫人がお寿司を振る舞ってくれ、時間くらい松村さんの昔話を楽しんだ。松村さんも喜んでくれたし、こちらもおじいちゃんに会う感じで楽しかった。
>ゲストその2
峰岸さん(パペットアニメーション担当)と撮影用のどーもくん、うさじい、たーちゃん
作品放映以外に、スタジオでのメイキング風景がプロジェクターに映されていた。
合田監督、峰岸さんともにこまねこTシャツで登場。
・最初の困りごと
合田監督が、どーもくんを長毛の生き物にしたがって困った。こま撮りのパペットでやろうとすると、長い毛がベターっと嵐に煽られているようなすごい絵になってしまうから。それを説明するため、長い毛のぬいぐるみで簡単試作動画を作って説明した。
・撮影用パペット
外は布で柔らかそうだが、中はしっかり詰まっているので、ぬいぐるみではない。アニメーション用にピッとしっかり静止できるように、中に金属製の関節が入っている。
撮影中骨折しては、工房に入院して、そのたびバージョンUPしてきたので、初期のどーもくんとはかたちが違うよね。
・撮影スピード
1日(12時間)で4秒分録るのがやっと。
・やりたいこと
映画やりたいねー。1時間半くらいの。
・海外向けパイロット作品
5分の長編。どーもが卵を温めて、育てる話。
1ヶ月の強行スケジュールで「限界!」だった。峰岸さんはマッサージ機乗りまくりで、無理してた。
海外を意識してか、うさじいの穴蔵の入口にあるBSパラボラアンテナの代わりに、穴側の木に八木アンテナが据え付けてあるかたちに。
・どーもの誕生日
今回の10周年にあわせて、誕生日を決定。
第1作の初回放送日である12月22日生まれに。
それにあわせて、5夜連続深夜にTVシリーズ一挙放送。
>質問コーナー
・どーも声
山川静夫アナウンサーの裏声99テイクを加工して使っている。
・GBAソフト「どーもくんの不思議テレビ」に合田監督はどれくらいかかわったのか?
←
GBA どーもくんの不思議テレビ《発売済・取り寄せ品》
ミニゲーム提案したり却下されたり、ストーリーを一緒に考えた。
監督自身はゲームが苦手で一つ目もクリアできてないとのこと。
・今回紹介されたメイキング映像などをDVDに!
10周年という区切りもあるし、来年出せるといいなー。
動いているとか?
・ご当地どーもくんのデザインは合田監督も参加しているの?(私質問:すっかりあがってしまいました)
監修のみ。
これはどうだろうというラインスレスレのものもあるけれど、10周年出しということでおおらかに。
・これ以上キャラクター増やす?
増やすと話を作りやすいけれど、もっとじっくり各キャラクターを深くしたい。
・どの年代層を狙っているの? 自分は60代だけれど。
最初BSは地上波でやれないことをやるんだ! という雰囲気だった。
ので、30代あたりを狙っていたかも。
10年やった今では想定年齢層は特になし。
○さいごに
4名様に監督の色紙プレゼントをかけた、峰岸さんとのじゃんけん大会。
どーもくんへの誕生日を祝う叫びの収録。
12月13日のNHK番組関連のニュースを扱う番組の叫びの収録。
・おみやげ
イベント中は撮影禁止だったものの、おみやげ代わりに、撮影に使われているどーもくん、うさじい、たーちゃんの撮影が帰りに認められていました。
左のスタッフさんの大きさと見比べれば、パペットの大きさがなんとなくわかりますか?
○スタジオパーク
帰りがけに数年ぶりのスタジオパーク。
前回は大河ドラマが「武蔵 MUSASHI」でしたから2003年ですね。
ここでどーもくん栄養素を補給です。
うーん、入り口付近に以前いたどーもくんはななみちゃんにかわってますな。
こどもスペースに、うさじいの穴蔵が再現されているので撮影です。
こうもり親子のしのぶさん、もりおくんまで素晴らしいのです。
たーちゃんは別のところに住んでいるので、ここには置かれてませんけれど。
帰り際に売店入口の等身大どーもとななみを撮影です。
等身大は受注生産で13万くらいだったけれど、まだやってんのかなぁ。
Adobe のソフトセットよりも安いんですけれど、置き場所ないしなぁ。