落語鑑賞:浪曲と上方落語の会 第1回 京山幸枝若 桂文我 二人会

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甘党万歳:揚げ饅頭
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■落語鑑賞:浪曲と上方落語の会 第1回 京山幸枝若 桂文我 二人会
 はじめて入った、浅草の木場亭さん。
 なんというか、古き良き昭和の匂い濃厚の舞台と客席でした。
 80名くらい入れそうなところに25名くらいのお客さんで広々と楽しむことができました。客席の平均年齢は40~50くらい?
 もともと浪曲用の寄席らしく、今回は浪曲の演台で立ったまま落語が披露されました。

○開口一番 桂 ひろばさん
 ざこばさんの7人中5番目のお弟子さん。相撲を題材にした話で、オチが弱かったような。

○浪曲 左甚五郎より「天王寺の眠り猫」幸 いってんさん
 最前列のお祖父さんがひいきらしくご祝儀を渡すは、フラッシュをたいてデジカメを撮りまくるという下町?テイスト。悪くいえば、マナーってなに?
 御祝儀袋を貰いながらいってんさんが「また叱られる」と呟いていたような。

 さて、お金を払ってみる浪曲としては、この出し物がはじめて。
 前座さんの次に番が来るだけに、若手さんです。
 変に浪曲の節回しに染まりきってないおかげで、聞き取りやすくて一安心でした。
 とはいえ、インフルエンザや風邪シーズンとはいえ、鼻をすすりすぎじゃないかなーという別の意味で心配してしまった舞台でした。

○「宿屋仇」 桂 文我さん
 企画主さんの上方落語。
 落ち着いてのんびり笑い続けられたいい演目でした。

○対談 京山幸枝若さんと桂文我さん
 文我さんが、京山さんからいろいろ話を聞き出していました。
 私の気になったのは次の内容。

 伝統的な「会津の小鉄」は先代、先々代の高い節回しじゃないとやり終わったあと楽屋でうなだれる……、それほどにまだまだやりづらい演目。
 地元関西でやると、高い節が出せないと観客に駄目出しされる。それがない分、東京に来てやるのは楽。
 自分オリジナルのネタや、笑い話は声が低いままでも気にもならないのに、なんだか複雑。

○浪曲 会津の小鉄 京山幸枝若さん
 いやぁ、面目ないことに7割くらい意識なくしてました。
 三味線の音色に加え、ギターまで導入されると学校のチャイムみたいでどうにも眠気が刺激されました。
 おまけに、浪曲の節回しモードがほとんどで、それがまた聞き取れないったらありゃしない。これが通にはたまらないんでしょうけれどねぇ。
 落語、浪曲と同じリピーターばかりを視野に入れた芸ってやつですな、こりゃ。

 といった感じで今年初の落語+αは終わりです。
 今年はこういう小さな会場ももっと回ってみたいもんですねぇ。

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このページは、tamasunaが2009年1月24日 00:01に書いたブログ記事です。

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