通読(コミック):マンガ日本の古典第7巻「堤中納言物語」

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■今日の見出し
・通読(コミック):マンガ日本の古典第7巻「堤中納言物語」
・別ブログ・サイト更新案内

(今日の一言)
 せっかくとったコミケ前休暇。
 うまく活用できたかというと……、コミケ会場で体調を崩さないように体力回復儀式でほとんどが終わってしまったり。
 まぁ、1日目行かないので、その分、作業スケジュールを取り戻したいところではありますが。

■今日の通読
マンガ日本の古典第7巻「堤中納言物語」
著:坂田靖子/刊:中央公論新社・中公文庫/満足度:★★★★☆/1999年10月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 SFなどのジャンルで精力的に活動する坂田靖子による短編集「堤中納言物語」の漫画化。
 平安時代末期から鎌倉、室町時代頃にゆんるりと編まれていった作品集で、舞台は平安時代に置かれています。
 しんみり読ませるものから、笑わせるものまでバラエティとんだ内容です。

 解説漫画「解堤中納言物語(ほどき・つつみちゅうなごんものがたり)」も所収。

○そして、こう思う
 今までコンピュータゲーム誌でのエッセイ漫画でしか坂田氏を知らなかったせいもあってか、嬉しい驚きにあふれた作品でした。
 この画風で(割と書き込みが少ない画風)、ここまで情緒的雰囲気を醸し出すことができるのかっ!
 実にのびのびと、やわらかい幻想感を味わえました。
 直後の昼寝で、ふわふわと平安(時代風)ファンタジー(世)界を漂えたくらいに……。

 それぞれ続きを読みたく感じさせる物語とはいえ、原作がここで終わっている以上はどうしようもないわけでして。
 物語文学といっても、これだけバリエーションがあるんだなぁ、とこの時代感を使ってのファンタジーゲームを作ろうという身には励まされるばかりなのでした。

○読んだ理由
 ゲーム資料。
 とはいえ、こういう物語資料って、ぜんぜん読んでないなぁ。

○関連サイト
「堤中納言物語」『ウィキペディア(Wikipedia)』

■別ブログ・サイト更新案内
「TRPG蛇行わき道」「夏コミ表紙UPしました(オニオンワークス)」をUPしました。
「サークル〈オニオンワークス〉」「コミックマーケット74情報」を更新しました。
「歌物語トークゲーム〈うつつまぼろし〉制作覚え書き」「夏コミ新刊の表紙ご紹介」をUPしました。
 今夏も緊張感なく、原稿は鈍行。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:79.6kg/体脂肪:26.0%

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このページは、tamasunaが2008年8月14日 21:28に書いたブログ記事です。

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