通読:オウム裁判傍笑記 など

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■今日の見出し
・通読:オウム裁判傍笑記
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(今日の一言)
 商店街の商品券で美味しいものを食べようと思っていたのに、時間がなくて結局素早く食べられる、かけそば+ミニカレーライス。
 なんだか悔しいのですよ。

■最近の通読

「オウム裁判傍笑記」
著:青沼陽一郎/刊:小学館・小学館文庫/満足度:★★★★☆/200(←ママ)07年7月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 オウム関連の裁判を、教祖を中心に傍聴してきた著者による記録と考察。

○そして、こう思う
 最初はオウムへの批判が主かと読み進めていましたが、著者の目はやがて混迷する裁判の構成者である裁判官、検察、弁護人にも向かっていきます。
 裁判員制度へ進む世の中に、オウムへの裁判という劇薬を用いて、裁判の難しさを知らしめようとしている書なわけです。
 まぁ、この辺は背表紙にも書いてある点ですけれど。

 前半は教祖:麻原を巡る法廷の珍展開に、失笑が続きそうになりました。ですが、話題にあがっている事件と思想を考えていくと笑うに笑えない……、なんともいいがたい身悶えに襲われました。
 後半は珍展開を常態化させてしまった裁判官と弁護人の背景も徐々に解説されていきます。これはこれで、弁護士会って、とぼやきたくなるテキストです。

 笑いたくても笑えない、なんともいえない読後感の本なのです。
 久々に読んだノンフィクションの世界に圧倒されたわけでした。

○読んだ理由
 裁判もの、オウムというある種のゲテモノ、双方への興味から。

■別ブログ更新案内
「TRPG蛇行わき道」「引っ越しですか」「引越前を覗きにいってきた」をUPしました。
 ボードゲームやったり、引越前のセールを楽しんだり。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:79.2kg

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このページは、tamasunaが2008年5月16日 00:00に書いたブログ記事です。

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