通読:破戒と男色の仏教史

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■今日の見出し
・通読:破戒と男色の仏教史

(今日の一言)
 こう気温の変動が大きいと……、眠くなっていけませんな。

■最近の通読

「破戒と男色の仏教史」
著:松尾剛次/刊:平凡社・平凡社新書/資料満足感動面白期待度:☆☆☆☆☆/2008年11月(破戒と男色の仏教史←詳細情報 in 楽天ブックス利用)

○どんな本?
 男色を参考にしつつ、日本の仏教界での戒律との関わり方を描き出した一冊。

○そして、こう思う
 ですます調で丁寧かつ理性的な語り口に好感の持てる一冊です。

 酒は飲むし、妻帯もしている、主に葬式の時にしか見かけないお坊さんたちの生態にどこか疑念を持っていた自分には、いろいろ感じさせてくれた論説でした。
 本書のキーワードとしては、戒律、官僧化、破戒と戒律復興といったところです。

 いやぁ、仏教に戒律があったとは知りませんでしたわ。

「男色」なんて言葉で敬遠しそうですが、今の仏教界を把握するためにも一読をお勧めしたいです。


 ゲーム愛好家としては、世界設定を考える際に、「男色」(今の若者風にいえば、やおいとかBL:boy's love)や仏教の「戒律」といった要素を取り入れようかな、とか面白く読めました。

○読んだ理由
 美術館の書籍販売コーナーで見かけて。
 平安時代風のファンタジー世界設定の資料に。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:79.9kg/体脂肪率:25.8%

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このページは、tamasunaが2010年4月22日 00:00に書いたブログ記事です。

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