鑑賞:木久蔵改メ初代林家木久扇・きくお改メ二代林家木久蔵 親子W襲名披露興行特選落語会

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■今日の見出し
・鑑賞:木久蔵改メ初代林家木久扇・きくお改メ二代林家木久蔵 親子W襲名披露興行特選落語会

(今日の一言)
 開演直前に入ったそば屋さん。
 天ぷらつけそばが自慢らしく、次々と天ぷらつけそばが出ていきます。
 それを横目に見ながら、早くでき、早く食べられるかけそばを頼みます。
 やがて、頼んだかけそばが出てきたのですが……、運んできたおばさんが隣の夫婦客の皿を持って帰ります――皿の上にはほとんど手をつけてない天ぷらがあり、その上に容赦なく別の皿を重ねられ、運ばれていくのです。
 くぅ……、私のあきらめた天ぷらが、あぁ、無惨。

■鑑賞:木久蔵改メ初代林家木久扇・きくお改メ二代林家木久蔵 親子W襲名披露興行特選落語会
 都内の寄席会場で40日演じた後の、地方公演34カ所目だとかいう親子の披露興行を覗いてきました。
 舞台から見て、中腹の目一杯左端で、席への出入りにちょいと面倒のかかる座席でしたが、咄家さんの表情がぎりぎり把握できる、そこそこの席でした。

 開演してしばらくして幕が上がると、左から林家ひろ木さん、春風亭小朝師匠、林家木久蔵師匠、林家木久扇師匠、桂歌丸落語芸術協会会長という面々の姿が披露されました。背には、捕鯨協会から贈られた幕が掲げられています。
 木久扇師匠の6番目の弟子と名乗ったひろ木さんが、とちってうけをとりつつ、口上の司会を務めます。なんでも小朝師匠は林家棟梁(?)だとか? そのせいか、5人のなかで一番偉そうに振る舞っていたように見えます。
 小朝師匠、歌丸師匠、木久扇師匠、木久蔵師匠と話者は移っていきました。

 20分ほど襲名披露の口上を述べた後、幕が下がって約5分後に、照明が落とされ小朝師匠の「目薬」が約20分。来月の独演会を買っておいて正解だったなぁと感じさせる安定したうまさ。
 続いて歌丸師匠が30分の「鍋草履」。歌丸師匠になって照明が戻された後は、終演までずーっと明るいまま。これも一門棟梁の力だったのかしら?
 15分の休憩が入り、ここで木久扇師匠のサイン本などグッズが売り切れます。落語CD、DVDは残ってましたけれど。
「木久扇のチャンバラスターうんちく塾」

 後半は前座としてひろ木さんが「動物園」を15分演じた後、いよいよ披露の場。
 木久扇師匠が「明るい選挙」で30分です。十八番(だっけ)の声帯模写を取り混ぜながら、自称科学者らしい丁寧な語りっぷり。「笑点」の大喜利姿しか知らない身からすれば、想像以上なのですが、小朝師匠、歌丸師匠よりは寂しいところ。明確な噺が感じられなかったのもあるのでしょうけれど。
 最後は木久蔵師匠の「竹の水仙」が30分。空調が開演時よりも弱めになってきたのか、身震いのなか、半ば寝ぼけながら聞いたせいでしょうか、前の縁者3人と比べるとかなりパワー不足に感じられます。鑑賞:第23回「にふ亭・ぽっどきゃすてぃんぐ落語」公開録音会(2007年6月9日記事)で見たときよりは落ち着いてきた印象が感じられましたが、ちょいと私の昼寝の衝動に勝てるほどではなかったようです。


 その帰りに、ちょいと歩いて赤レンガ倉庫などを観光した後、駅に着けば、JRが人身事故で止まってた――などと無理矢理落ちのついた一日でした。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:80.1kg

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このページは、tamasunaが2008年1月20日 00:00に書いたブログ記事です。

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