通読:テレビゲーム教育論

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■今日の見出し
・通読:テレビゲーム教育論

(今日の一言)
 足に塗った薬が乾くまで、のんびりDVD鑑賞。
 「こちらブルームーン探偵社」――第3シーズンになると脚本も役者もノッてきて、のんびり楽しむことができます。第1シーズンの頃は、〈探偵もの〉らしく、事件の解決を表現するためにせわしいストーリー展開で登場人物の個性を描く余裕が少なかったように見受けます。
「DVD こちらブルームーン探偵社 シーズン3 DVD-BOX」

■最近の通読
「テレビゲーム教育論」ママ!ジャマしないでよ勉強してるんだから
著:マーク・プレンスキー/訳:藤本徹/刊:東京電機大学出版局/満足度:★★★☆☆/2007年7月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 米国でeラーニング開発会社経営者でもある著者による、テレビゲーム、コンピュータゲームなどが子どもの成長に役立つものであり、それらのゲームをどのように活かしていくかを考察したガイドです。

○気になるフレーズ
(234頁)「第21章 ゲームが役に立つと理解した親たちの教育法」
〈私たちは、近所の店でダンジョンズ・アンド・ドラゴンズのゲーム大会をやっているのを発見した。サムはそこへ出向いてリアルのカードゲームをプレイした。ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズを生身の人々とプレイすることは、彼にとってコンピュータでゲームするのと同じように重要なものとなった。年上の子どもたちや大人たちと一緒に交流していて、見守ってくれる人のいる環境だったのでまったく問題なかった。そこでは非常に高度なレベルの思考と言語が扱われていた。彼は多くの戦略や言語を年上の子や大人たちから吸収した。キャラクターを作り、システムについて学び、そのシステムの運営の仕方を学んでいるのだ〉
 この書の序文を書いた大学の教育学部教授を務めるジェームズ・ポール・ジー氏と9歳の息子サムの物語から。サムは小学校入学前にポケモンに夢中になり、低学年のうちから「エイジ・オブ・ミソロジー」にはまり、神話への関心を深め、ゲームボーイの遊戯王を始めた。そのうち、ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ(D&D)に興味を抱くようになったという。
 その中からの一節を紹介しました。

 コンピュータゲームで読み書きへの関心が喚起され、年齢よりも高等な語彙、言語能力、思考力などを得ていったことが報告されています。
 本書はおもにコンピュータゲームが主ですが、このようにボードゲーム、テーブルトークRPGなどが話題の端にのぼることも少しあります。

○ここが素敵
 米国にゲームを取り巻く環境がうっすらと見えてきておもしろい一冊でした。

○そして、こう思う
 生まれたときから、ゲーム機器やパソコンに代表されるデジタル機器満載の人生を過ごしている〈デジタルネイティブ〉、その親世代(私はこっちの世代だろう)〈デジタル移民〉という考え方はなかなか興味深かったです。
 MMOつながりでPL同士の結婚が発生するバックグラウンドや、MMOの魅力を考えるヒントも得られたような気がします。
 ……弟がちょうどMMOつながりで結婚したみたいなもんでしてねぇ。

○読んだ理由
 タイトル、帯に惹かれて。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:77.7kg

コメント(2)

TITLE: Re:通読:テレビゲーム教育論(08/09)
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「テレビゲーム教育論」素晴らしいですね!

矢張りアメリカ人はゲームが好きなんだなーと。

ゲームに対する思いやりが在ると云うか。

僕のオカンに読ませたいですわ(苦笑)!!

TITLE: Re[1]:通読:テレビゲーム教育論(08/09)
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 まぁ、結局、〈良い本もあれば悪い本もある〉ということと一緒で、良いゲームもあれば悪いゲームもあるということでして。

 ゲームを全否定する方に、〈良いゲームもあれば悪いゲームもある〉ということを認めさせるだけでも大変なんですけれどねぇ。

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このページは、tamasunaが2007年8月 9日 00:00に書いたブログ記事です。

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