通読:文蔵(2007.7)

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■今日の見出し
・通読:文蔵(2007.7)

(今日の一言)
 前号で「力の源通信」(力の源カンパニー)を気に入ったので、新しい号をもらいがてら一風堂さんへ。
 ……なんですとっ? 今号で冊子スタイルは廃刊して、webに引っ越しですか?
 ラーメンを食べに行かなくても読めるのはいいけれど、そんな理由付けでもしないと高くてラーメンを食べに行きにくくなるなぁ。

■最近の通読

「文蔵」2007年7月号
刊:PHP研究所・PHP文庫/満足度:★★★☆☆/2007年7月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 PHP研究所とつきあいのあるライター陣のエッセイ、コラムに、20~30代のビジネスマンを狙ったような作家群の小説が収められた月刊文庫。
 今月の特集は「あの映画の原作を読もう!」。
 高橋克彦「風の陣」の新篇が、連載スタートです。


○気になるフレーズ
(205頁)「BOSS」
〈「いや、我がチームには何の関係もない話だよ……私には関係あるが」〉
 この台詞から、主人公高岡のライバル以上の存在として大暴れしたウィーバーの男らしさが展開されていきます。
 いやぁ、実に球界全体の盛り上げ――というレベルではなく、大リーグが好きなんだという魂の伝わってくるウィーバーの動きなのです。

○ここが素敵
「BOSS」は、データ至上主義で成功し、自滅しかけた主人公。
 データでだけではなく、ウィーバーに引っ張られ、現場にはそれ以上のプラスαがあることに気づいていく過程が、ある種の優雅さとともに描かれた連載でした。

○そして、こう思う
「BOSS」は、読後、さわやかな印象が残ったいい作品でした。
 続編をぜひ読みたい、書いてほしいと思ったのは久々です。

 連作読み切り小説がなくなってしまったのは、非常に物足りなく感じましたけれど。

「風の陣」は、思ったより興味深く読むことができました。こんなことならば、先日の東京国際ブックフェアのPHPブースで、割引価格で前のシリーズを買ってくるのでした。

○読んだ理由
 惰性

○関連サイト
「月刊文庫 文蔵」PHP研究所

(自己管理用スペース)
・今日の体重:77.2kg

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このページは、tamasunaが2007年7月11日 00:00に書いたブログ記事です。

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