鑑賞:フジテレビ目玉名人会 in 原宿

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■鑑賞:フジテレビ目玉名人会 in 原宿
 さすが、最前列は迫力ありました。
 おまけに、私は今まで二つ目あたりの咄家さんさんしか生で見たことがありません。
 それだけに、最前列で師匠クラスを見るというのは、圧倒されるばかりでした。

 協賛?のきもの一蔵さんの展示はちょいとしつこかったような雰囲気のロビーで、せまい飲食スペースにたくさんの人だかり。年配の方が多い落語という演目なのに、狭い立ち飲みスペースはどうかなぁ、とか思いつつ。
 フジテレビの「大奥」で仲間由紀恵さんが来た和服が展示されていましたが、同作を見てない自分には着た姿がイメージできずにありがたくもなんともない邪魔なオブジェでした。
 その隣の塚越アナたちの着たのと同じ柄の和服展示のほうがよっぽどよかったり。

>前座:柳家ごん坊さん
 「鑑賞:第23回「にふ亭・ぽっどきゃすてぃんぐ落語」公開録音会」で務めた前座と同じく「たらちね」。枕まで一緒だったものの、一生懸命やっている雰囲気が伝わってきて、のんびり楽しむことができました。

>トーク:塚越孝アナ、佐々木恭子アナ
 小粋な和服姿で登場。
 塚越アナのてぬぐい販売してないかなぁ、とか思いながら見ていましたが、さすがラジオで番組持っていただけのしゃべりっぷり……あくびする暇も与えずに知的に話し続けます。
 佐々木アナはこれまたいい雰囲気で和服がお似合いで、大人の女性といった感じでちょいとメロメロに。
 適度にぼけてみせ、塚越アナの語りを滑らかに導きつつ、落語初心者として昼の部、昨晩の部の素晴らしさを語ってくれました。

>三味線漫談:三遊亭小円歌師匠
 声にあった知的な雰囲気の姐さんムードが、興味深いワールドを展開してくれました。
 ふだんはやらないという、踊り「なすかぼ」を披露してくれました。
 三味線のいじりっぷり、眉の動かし方は見に来た甲斐がありました。こりゃぁ、音声だけでは伝わってきませんなぁ。
 鼎談中に呼び出されて、帯を外した姿を披露してみたりお茶目な雰囲気を醸し出してくれました。

>落語:柳家権太楼師匠
 鼎談中のリクエストにより、「らくだ」をサゲまで。
 途中までは聞いたことがありましたが、1時間近くフルで聞くと印象が違いますなぁ。
 普段は仕事が終わる時間帯で、体内時計がちょうど眠気のピークになる頃合いにきいたおかげで、ちょいと うとうと なりつつ聞いていましたが、一気に落ちをつける流れには眠気が晴れてしまいました。聞き終わってここまで気持ちよい感覚に襲われたのは初めてです。
 要所要所の表情の作り方もまた見事で、これまた生で見てこその迫力満載でした。
 そんな迫力に負け、思わず「権太楼の大落語論」(彩流社)サイン本を買ってしまうのでした。
「権太楼の大落語論」

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このページは、tamasunaが2007年6月23日 00:01に書いたブログ記事です。

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