通読:文蔵(2006.9)

| コメント(0)
■今日の見出し
・通読:文蔵(2006.9)

(今日の一言)
 汗のべとべと感が、汗疹を経て掻き壊しの炎症につながってしまうようです。
 いかんなぁ、ということでエアコン起動。
 すると、涼しくて昼寝モードに。
 結局、寝たいらしい土曜日でした。

■今日の通読
文蔵(2006.9)
「文蔵」
刊:PHP研究所・PHP文庫/満足度:★★★☆☆/2006年9月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 PHP研究所のコネを使って集めた幅広い読み物、小説、エッセイ集。
 今号の特集は「20分でわかる夏目漱石」。漱石のテキストが一本も掲載されることなく、様々な紹介文が満載です。
 今号で北方謙三の「血涙」(「楊家将」の続編)など、創刊時からの主要連載のいくつかが終了です。

○ここが素敵
 連作読み切り小説「みどりのおじさん」(著:青井夏海)が読後、さわやかな印象をもたらしてくれました。
 ステレオタイプ的な脇役たちなのが、新鮮みがないものの落ち着いて読ませてくれるようです。

○そして、こう思う
 夏目漱石の作品紹介で掲載された文庫の出版社をなんとなく分析しました。20作品中で半数以上が新潮文庫です。
 漱石作品の出版数順というより、文庫売り場でのパワーが反映なのかしらん?
 ・新潮文庫  10冊
 ・角川文庫  4冊
 ・ちくま文庫 2冊
 ・岩波文庫  3冊
 ・集英社文庫 1冊

 「青空文庫」のテキストを底本とした100円ショップのダイソー文庫が紹介されていないのがちょっと失笑です。

 「血涙」は後日譚の描かれないサドンデスのような結末にちょっと呆然となりかけました。
 まぁ、仲直りするのに包丁を持ち続けるわけにはいかないけれどねぇ。

○読んだ理由
 惰性

(自己管理用スペース)
・今日の体重:74.8kg

コメントする

上位サイト

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.04

このブログ記事について

このページは、tamasunaが2006年9月 9日 00:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「近況:PHP少しはじめました」です。

次のブログ記事は「近況:どうでもいい逡巡」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。