通読:楊家将(下)

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■今日の見出し
・通読:楊家将(下)

(今日の一言)
 久方ぶりにHTML+CSSをいじってみました。
 想像以上に忘れていてげんなりです。
 いくらシンプルでいいといわれていても、シンプルすぎ……というか雑?

■最近の通読
楊家将(下)
「楊家将(下)」
著:北方謙三/刊:PHP研究所・PHP文庫/満足度:★★★☆☆/2006年7月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 今から約1000年前の(北)宋と遼の争いを舞台に、外様武将楊家を中心とした男たちの生き様を描いた大河ロマン。

○気になるフレーズ
(295頁)「第十章 やまなみ」
〈「不運なり、楊業」〉

 楊家当主楊業の起死回生の罠にはまったと覚悟を決めた遼の〈白き狼〉耶律休哥。
 だが、罠は動かなかった。
 それが明らかになったとき、耶律休哥の口から漏れだしていた一言です。
 このあたりから物語は終わりに向けて、悲しみに押し流されていきます。

○ここが素敵
 続編の「血涙」(月刊文庫『文蔵』に連載中)で、楊家の敗北を知ってはいたものの、このようにあらためて呈示されるとなんともいえません。
 気になるフレーズの一言付近から、最後の一文を読み終えるまで、電車内だというのに、目が潤んでしまいました。

○そして、こう思う
 無駄を省いたテキスト(もう少し書き込んだほうが好みかな)が激しい勢いで物語っていく作品です。
 なかなか満足です。

○読んだ理由
 「血涙」をより楽しむため。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:74.8kg

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このページは、tamasunaが2006年8月 3日 23:16に書いたブログ記事です。

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