東京国際ブックフェアにて

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■今日の見出し
・東京国際ブックフェアにて

(今日の一言)
 「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」(邦画)というタイトルを聞いて、貴乃花、(元)若乃花兄弟の話と錯覚したのは私だけじゃないはず(苦笑)。
花田少年史(1)花田少年史(1)

■東京国際ブックフェアにて
 全般的に一昨年よりもパワーダウンしていたような印象です――出展者の数、展示方法など。人文系、DTP参考書系について、特にそう感じました。
 各社で新聞の書評で見かけた本や、いろんな方のブログで紹介されていた本、作成中のTRPG資料を買い漁ってきました。約9kgくらいでしょうか……。

 箇条書きな感想を少し。

 角川書店、富士見書房と同じスペースでアスキー、エンターブレインが扱われるのをみて、アスキーグループは角川グループ参加に加わったんだなぁとつくづく思ったり。
 入り口には「エマ」7巻目(エンターブレイン/詳細情報 in 楽天ブックス)、「角川俳句大歳時記 夏」(角川書店/詳細情報 in 楽天ブックス)、「EME red」(富士見書房/詳細情報 in 楽天ブックス)が「主力でござい」とばかり並んでいるのを見るといろいろ手を出しているのがよくわかります。
エマ(7)角川俳句大歳時記(夏)EME red(4)

 ケロロ軍曹グッズ売り場隣のレジで買い物したら、ダビンチ・コードのクリアファイルくれました。

 Googleブースでは、「Google絶妙な検索の秘伝書」(詳細情報 in 楽天ブックス)を無料配布です。ブックフェア片隅のデジタルパブリッシングフェアでGoogleの使い方本を配布……すごいんだか、なんだかようわかりませんが、パワーだけは伝わってきます。
Google絶妙な検索の秘伝書
 ふつう、個人情報収集のためのアンケートのお礼に配布、というかたちが多いのですが、アンケートもなしで太っ腹です。
 たとえが悪いかもしれませんが、健康食品販売会社が馴染みの教授に健康食品素材のすばらしさを書かせて、その本を無料配布して健康食品売り上げをのばすのといっしょなんでしょうけれどね。

 そのほかこの周辺では、「PDFを使ったりしてHPやブログで簡単に個人の作品を売れます~」という売り込みが多かったです。一時期の個人出版煽り系が減ったかなと思えば、電子書籍の売り込みに移行したような感じで……と思ったら、個人出版の説明を車いすのおじいさんが聞いているような光景が。

 とおもえば、その奥の方では自己啓発セミナーやってます……。今度のキーワードは「●●心」(正式名称忘れた)ですか。いろいろ潜在意識を引き出すキーワードが出てくるね~。

 目当ての人文・社会科学書方面は……、小さな出版社が多いせいか、今年は合同での出展が目立ちました。それだけに物色したかった傷本叩き売りもあまりありませんでした。
 パワーの少ないその方面で目立っていたのは、新人物往来社。いかにも「売らんかな」の姿勢が溢れている表紙、タイトルの本が多い会社なので、正直なところ、私は好きじゃないのです。
 とはいえ、鎧武者に小袖娘に三味線を弾かせていたのは、インパクト抜群でした。

 割と狙っていた講談社、新潮社は私のほしい物販がありませんでした。
 講談社は売れ線メインの展示で、狙っていた講談社学術文庫の影も形もありゃしません。
 新潮社は「ローマ人の物語」完結記念展示でした。でも、目当ての文庫版は置かれておらず、単行本と関連文庫のみ。
ローマ人の物語(14)

 私として驚いたのが、読売新聞~日本テレビグループのスペース。
 中央公論新社がこのグループとして新社になっていたのを忘れていました。中公新書の傷本叩き売りでホクホクです。「西の善き魔女」を中途半端に買ってびっくりです。
西の善き魔女(4)

(関連サイト)
「東京国際ブックフェア」

(自己管理用スペース)
・今日の体重:75.4kg

コメント(2)

TITLE: 詳しいレポートありがとうございます
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>Googleブース

これYahooの街頭での「無料ですよー」みたいな泥臭いマーケマネのようにも一方では映りますが、

でも、販売している書籍を配布しているという事は、

ちゃんとお金出して買った人の心情を考えていないような気も…

この類のマーケスキル不足のようにも思えますねー。

にしても、どんどんPDFだのに行っちゃうような気はしますね。

TITLE: Re:詳しいレポートありがとうございます(07/09)
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WGMさん

>>Googleブース

>でも、販売している書籍を配布しているという事は、

>ちゃんとお金出して買った人の心情を考えていないような気も…

- - - - -

 一応、カバーにバーコードのついてないバージョンを配っていましたが、ご指摘のようにやはり買った人は悔しいでしょうね。

 無料配布ひとつでもいろいろ考えるべきことはありますね。

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このブログ記事について

このページは、tamasunaが2006年7月 9日 00:00に書いたブログ記事です。

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