通読:神はサイコロを振らない

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■今日の見出し
・通読:神はサイコロを振らない

(今日の一言)
 半年以上ぶりにTRPG。しかもプレイヤー。
 ロールプレイはボロボロというか、〈できなかった〉に等しかったけれど、謎解き部っぽい分を私は好きなんだなぁと再認識。楽しかったです。
 ついでにコスプレ喫茶を初体験→メイリッシュさん
 うーん、チャイナデー(チャイナ服の日)だったのですが、服の生地が安っぽくて個人的には今イチでした。

■最近の通読
神はサイコロを振らない
「神はサイコロを振らない」
著:大石英司/刊:中央公論新社・中公文庫/満足度:★★★★☆/2005年12月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 墜落したと思われていた旅客機が、タイムジャンプをして10年後に出現しました。その旅客機にかかわった人々(乗客、乗員、その関係者)の10年後での再会~戸惑いとそれを乗り越えようとする様子を描いた作品です。

○ここが素敵
 各登場人物一人一人の戸惑いだけをピイポイントで見れば、さほどうなるほどのものではないのですが、数十人の戸惑いを並行的に描かれているため、作品に奥行きが感じられ、実に心地よい印象を与えてくれます。
 1994年から2004年というタイムジャンプを選んだ着眼点が、10年間で表層的に社会が変化したようにみえてても、深層部分は変化しがたいことを表しているところも素敵なところです。

○そして、こう思う
 寄近恵(婦警、20代後半?)が今回の騒動で夏コミに行かれないと(内面で)ぼやきつづけるのは、少し笑ってしまいました。とはいえ、ラムちゃんのコスプレを未だにしているというのは、年齢的にすごいです、はい。

 なんてツッコミはさておき。
 SFっぽい仕掛けを使っていますが、文庫版後書きにもあるように、人間関係と一瞬の大切さを描いた作品です。仕掛けに惑わされず、読んでみてください。
 TVドラマ版はどう料理しているのか、楽しみになってきました。

○読んだ理由
 TVドラマ版の最後の数分を見て、惹かれたのです。
 時間移動(タイムトラベル)ネタは嫌いじゃないわけでして。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:79.2kg

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このページは、tamasunaが2006年1月21日 00:00に書いたブログ記事です。

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