通読:文蔵10月号

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■今日の見出し
・通読:文蔵10月号

(今日の一言)
 気温変動の激しいこの時期は、体調を崩しやすい傾向がございます。
 体調がちょっとおかしいな、と思ったら、過信することなく早めの通院をしてくださいませ、いや、ほんとに。
 地震+体調不良なんてしゃれになりませんし。

■最近の通読
文蔵(2005.10)
「文蔵」創刊10月号
著:北方謙三ほか/刊:PHP研究所/満足度:★★★★☆/2005年10月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 文庫本サイズの小説&エッセイ誌。
 川上健一氏の中世ファンタジーもの、北方謙三氏の中国英雄もの、宗田理氏の現代詐欺師コメディもの、山本一力氏の江戸商人浪漫、神田昌典氏の近未来お金儲けもの、谷村新司氏、原田真裕美氏、本田健氏、森永卓郎氏らの生き方論。
 人気作家のインタビュー、有力書店、出版社視点での感動小説特集。
 などが収録されています。

○気になるフレーズ
(「奇跡が舞い降りる方法」著:原田真裕美:272頁)
〈この、人を感化して感謝されるということが、どんな仕事にも、どんな人間関係にも大切で、これがなければ、ただただ機械のように動いているだけの状態になってしまいます〉
(同作:274頁)
〈(前略)劣等感を露わにしないこと、そしてあきらめないこと〉

 「人を感化=人へ好影響を与える」「感謝される=人から好反応を得る」ということは肝に銘じておきたいところです。
 「劣等感を露わにする、あきらめる=自分の負の思念をばらまく」ということは、「人へ好影響を与える」ことの逆現象ですので、「人から好ましくない反応を得る」ことになります。
 本書では触れられていませんが、自然界のエネルギー反応と同じように、人と人は感情の反応で変化していきます。

 空気が暖められることで軽い空気と重い空気に分かれ対流が起こります。対流が大きくなると、風が起こります。風が吹けばものが動きます。
 それと同じように、ある人の感情が変えられることで、めぐりめぐって別の人の感情にまで影響が伝播していくわけですね。

 そんなことに思いを馳せれば、原田氏の書かれた「人を感化」「劣等感を露わにしない」「あきらめない」ことの大切さが感じられるかもしれません。

○ここが素敵
 時代物小説からビジネスもの小説までそろっているのは実に読み応えがあります。

○そして、こう思う
 ベストセラーや「感動」小説おすすめは、ちょっとどうでもよかったですが。
 ……ところで、神田昌典氏ってビジネス書メインの方だったような。小説でお会いするとは思わなかったです。
 メイドカフェ産業が発達した近未来……神田氏ってば(苦笑)。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:81.6kg

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このページは、tamasunaが2005年10月19日 21:46に書いたブログ記事です。

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