通読:「戦争論(中)」

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■今日の見出し
・通読:「戦争論(中)」

(今日の一言)
 「崩」と「萌」……。書き崩すとちょっと混同しそうです。

 そんなことを思いながら鍋を煮込みました。……灰汁とるのをサボったらツッコまれたり。

■最近の通読
「戦争論(中)」
著:カルル・フォン・クラウゼヴィッツ/訳:篠田英雄/刊:岩波書店・岩波文庫/資料度:★★★☆☆/1968年3月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 ドイツの軍人が書いた戦略~戦術に関する覚え書き集。
 中編では、軍隊の構成、陣の張り方を中心とした防御の仕方が、17~19世紀の戦史を引きながら語られます。

 上巻の印象は8月26日の日記を参照してください。

○気になるフレーズ
(296頁)
〈また実際に攻囲されて、しかも敵の攻城を持ち堪えるような要塞が戦争に対してもつところの意義は、築城が極めて堅固で難攻不落の印象を与えるために、敵が最初から攻略を断念してその地点を素通りするような要塞よりも遥かに大である、かかる要塞は、敵と実際に交戦してその戦闘力を破滅させる機会をもつことがないからである〉

 立派すぎる要塞は役に立たない……いままでに見たことのない指摘だけに驚いて印象に残りました。
 戦う気が満々でも敵がかまってくれなきゃ、戦えませんものね。

○ここが素敵
 昨今のいわゆるライトノベル内(※1)で出てくる戦術論、戦略論とは違う思想が散見され、興味深く感じました。
 当時の戦争に対する概念と、昨今の戦争に対する概念の違いがそれとなく興味深いのです。

 ※1:架空戦記物やリアルな戦記物はあまり読まないので

○そして、こう思う
 結局目を通すのに一ヶ月以上かけてしまいました。
 下巻はちょっと先送りします……。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:81.6kg

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このページは、tamasunaが2005年10月27日 21:52に書いたブログ記事です。

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