通読：モチベーション入門

■今日の見出し
・最近の通読：モチベーション入門

（今日の枕）
　今日の東京新聞朝刊、見開きの特報面でＢＬ（ボーイズ・ラブ）ゲームの特集。
　さすが「東京」を冠するだけあって、マニアックな東京の一面を扱う記事が増えてきているようです……。
　というか、新聞で扱われるようじゃＢＬの話題も普遍化しはじめているということですな。

■最近の通読
「モチベーション入門」
著：田尾雅夫／刊：日経文庫・日本経済新聞社／資料度：★★☆☆☆／１９９３年８月（詳細情報 in 楽天ブックス利用）

○どんな本？
　欲求に関連する心理学の学説をいくつか紹介しながら、モチベーションについて考えていく入門書。

○気になるフレーズ
（６１頁）しかし、人間とは賢い人ばかりであるはずはなく、動機づけられるに至る過程には、合理的に説明できない情動に左右されて迷うことも多々あるはずです。迷いがあるからこそ人間的なのです。

　モチベーション～欲求関連でよく紹介される、マズローの欲求五段階説が代表の欲求説、公平説、強化（学習）説、期待説は、みな、合理的な論として編もうとされています。
　そのため、合理的な判断の外にいる人物に対しては、しっかりとした効果を引き出すことが難しいのです。
　私自身が合理的な判断の外にいるんですけれどね……。

○そして、こう思う
　さすが日経文庫。
　入門書にふさわしく、一般論が網羅されています。
　それだけに、これを一読後、すぐに「部下のモチベーションがぐぐっと向上」なんてことは無理な一冊です。
　とはいえ、モチベーション関連とじっくり取り組もうという方にとっては初学の一冊にお薦めです。
　参考文献がリストアップされていませんが、同じ著者の専門書に読み移っていけば学を深められることでしょう。

○読んだ理由
　自分のモチベーション管理の助けに。
　でも、部下のモチベーション管理向けの一冊だったり。

（自己管理用スペース）
・今日の体重：８１．０ｋｇ