最近の通読:問題な日本語

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■今日の見出し
・最近の通読:問題な日本語

(今日の枕)
 最近、寝る直前に軽く本に目を通しておくと、夢の中に活字が登場して、本の読んでいない部分も読めるような気がします。気がするだけですが、本を深く読み込むことには通じそう……。
 ま、気がするだけで終わりそうな気もしますが。

 今日紹介するのはベストセラーでしたね。人と同じ本を読む……なんだか負けた気分(謎)。

■最近の通読
問題な日本語
「問題な日本語 どこがおかしい?何がおかしい?」
著:北原保雄/刊:大修館書店/面白度:★★★☆☆/2004年12月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 普段の生活で出会うことの多い、どこか変に感じる日本語の用例をまとめ、『明鏡国語辞典』スタッフの考察を付した一冊。
 最近の日本語ブームを再燃した一冊でもあったような。

○気になるフレーズ
(3頁)日本語ブームといわれ、日本語に関する本が数多く出版されているが、本書は、単に「使ってはいけない」「この用法は間違っている」と指摘するだけの本ではない。どうしてそういう表現が生まれてくるのか、誤用であったとしても、その誤用が生まれてくるいわば「誤用の論理」は何なのかを究明している。(まえがき)

○ここが素敵
 単に「これはダメ」「それはダメ」という一冊ではなく、まえがきにあるように「どうしてそういう表現?」「こっちの表現だと恥かかないよ」という優しさに満ちあふれています。
 さらに、いのうえさきこさんの挿絵というか4コマが笑いを誘うとともに考えることを迫ってくる力を持っています。

○そして、こう思う
 なにはともあれ、『明鏡国語辞典』(詳細情報 in 楽天ブックス)への導入ツールに最適な一冊、という印象です。
 すっかり『明鏡~』がほしくなってしまいました。
 大修館書店さん、商売うまいなぁ。
 動詞などの使い方が「文型」としてまとまっている国語辞書なんてほとんどないですよ(知らないだけかもしれないけれど)。百科事典のように項目数を競う大型辞書(例:広辞苑 in 楽天ブックス)なんて目じゃないです。
 さすがは、「大漢和辞典」(十数冊からなる/全15巻 in 楽天ブックス)を出している出版社さんです。

○読んだ理由
 私は腐っていますが日本文学科出身。
 知人友人師匠筋から日本語の使い方の稚拙さを突っ込まれたりすることも多いので読んでみました。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:81.6kg

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このページは、tamasunaが2005年8月 9日 21:38に書いたブログ記事です。

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