通読:書きたい!書けない!

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■今日の見出し
・通読:書きたい!書けない!

(今日の枕)
 ロンドンの惨事を見ると、ロンドンを舞台に怪盗を追いかけるようなのんびりした世界観を崩されてしまいます。(そんな世界観のボードゲーム:スコットランドヤード in Wood Warlockさん
 ニューヨークも怪盗と追いかけっこする世界観じゃなくなってしまったしなぁ……。(そんな世界観のボードゲーム:ニューヨーク・チェイス in ハイパーファクトリーさん
 現実の世界観がきな臭くなってくるならば、せめてゲームや物語の中ではのんびりすることを忘れてはならないと思います。

  ※  ※

 ロンドンの方々にはお見舞い申し上げます。

書きたい!書けない!表紙■今日の通読
「書きたい!書けない! なぜだろう? 夢を語る技術シリーズ4」著:マリサ・デュバリ/訳:別所里織/監修:岡田勲/刊:ストーリーアーツ&サイエンス研究所・愛育社/資料度:★★★★☆/2002年4月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 ハリウッドのシナリオアナリストによるシナリオ/脚本の創作に関する覚え書き。
 潜在意識でキャラクター設定、ストーリー要素を醸造させて、表層意識でまとめあげようという創作術「スクリプト・マジック」の紹介と、成功するまでのモチベーション管理について触れられています。
 また、ひらめき法として、マインドマップの紹介もされています。
 ひらめき方、アイディアの膨らまし方、モチベーション管理については、ライター以外の方にも役立つ考え方ですので、人生に役立つ一冊です。

○気になるフレーズ
(90頁)
〈忘れてはいけないのは、観客は映画の中の他のキャラクターがその人物をどう見るかによって彼/彼女の人間像を把握するということだ〉

 創作活動中で、人物を描写する際に地の文で人物を描写してしまいますが、劇中の人物に語らせる方がうまいものです。
 語らせることで人物感の関係も描けるし、これは大事な概念ですね。
 まだまだ私に身に付いておりませんけれど。

 創作活動ではなく現実活動においても、他者に人物像(人物評価)を語らせるということはおもしろいものです。思いもしなかった情報、効果を引き出すことができるものです。

○ここが素敵
 創作活動における、キャラクター作成を含むストーリー要素設定の際に役立つ考え方がたくさん詰まっています。
 読み手の生活環境に合わせて様々な概念を引き出すことができる一冊だと思います。

○読んだ理由
 3年前に数回読んだ後、本の山に埋めてしまっていました。
 本の山から発掘されたことに加え、〈書けない〉感に襲われていたので読み返してみました。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:81.8kg

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このページは、tamasunaが2005年7月 8日 00:00に書いたブログ記事です。

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