通読:将棋界の真相

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■今日の見出し
・今日の体重:81.8kg
・今日の通読:将棋界の真相

(今日の枕)

 今日はどうにも目ヤニがひどくていけません。
 目薬しかないのかな……。差すが苦手なので遠慮したいところなのですが。

※  ※

 皆様はサインされたグッズというものをどのくらいお持ちでしょうか?
 ファンにとって、あこがれの人のサインを眺めるだけで幸せな気分になれるものですね。

 私は、ゲーム系のライターの安田均氏、山本弘氏、友野詳氏、井上純弌氏、
    経営コンサルタントの石原明氏、
    声優の氷上恭子氏、
 などといった方々のサインを持っております。

 そして、先日、棋士田中寅彦九段のサインが加わりました。
 ページいっぱいに書かれた「勝負」の文字から、常に勝負と向き合ってきた気合が飛びかかってきます。


 サインが入ることで、その品物に署名者の魂の一部が宿ったような、そんな力を感じるものです。

 たまにサインを眺めると、サインを通じて著者が励ましてくれているような、そんな感じに襲われるのです。

■今日の通読
将棋界の真相
「将棋界の真相」著:田中寅彦/刊:河出書房新社/面白度:★★★★☆/2004年11月(詳細情報/楽天ブックス利用
(サイン本なら 日本将棋連盟デジタルショップ)←本日記記入時 残り25冊

○どんな本?

 著者から見た将棋界の有様を描いた一冊です。
 日本将棋連盟の歴史、これから将棋人気を増やすための自問自答、将棋のおもしろさ、などが紹介されています。

○ここが素敵

 コンピュータによる電脳棋士との関係に触れた「第六章 プロ棋士 VS 電脳棋士」「第七章 将棋界はいずこへ」は素敵です。
 棋譜や定跡といったデータベース化できる部分をコンピュータで持ち込み、F1カーのようにチューンナップされた環境で戦う「F1将棋」の発想は驚きです。
 F1ドライバーが最高の自動車を乗りこなしていくように、F1棋士はデータベースから導かれた指し手を選び抜いていく。

 このあたりは、後続世代に上位をとられても、未だに現役で居続ける著者の懐の大きさを感じさせる発想です。

コメント(2)

TITLE: Re:通読:将棋界の真相(03/13)
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寅彦先生といえば二歩。

NHK杯での二歩騒動の前に順位戦で二歩してます。。。

TITLE: Re[1]:通読:将棋界の真相(03/13)
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セシリアさん

>寅彦先生といえば二歩。

- - - - -

 二歩といえば、「将棋界の真相」のなかのアマチュアで審判をする際に語る言葉で触れられています。

 たしか、次のような内容だったかと。

 二歩を相手がしたならば「二歩ですよ」と注意をして別の手に変えてもらうようにしましょう。

 二歩を自分がしてしまったのならば、上のように言ってもらえたとしても、自分で過ちを認め負けを宣言しましょう。

 これが将棋に流れる武士道なのです。

 寅彦先生が公式戦でも二歩経験があるとすると、上の言葉は味が出ますね。

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このブログ記事について

このページは、tamasunaが2005年3月13日 00:00に書いたブログ記事です。

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