読書2冊:「ドラマ」「蜃気楼の旅人」

| コメント(0)
 最近読書量が滞っているので、今日は読書日に。
 年賀状をデザインしなきゃいけないんですけれどねぇ……。ネタも思いつかないので、年賀状は延期ということで。

■今日の読書
「ドラマ 読むために見るために」著:ロナルド・ヘイマン/訳:水野義一/刊:新水社/面白度:★★☆☆☆(楽天ブックス取扱無し)
○どんな本?
 戯曲の出版された脚本をいかに読めば、魅力が増すかという方法をまとめた本です。

○ここが素敵
 脚本だけでは読みとれない、舞台演出の際に補足されるべき情報を読みとるための考え方を語っています。ですが、その過程で話は徐々に演出論・演劇論に限りなく近づいています。
 このあたりには、本を書いたり、ゲームを作ったりという表現を作り出していくという際に役立つ点も隠されています。

○そして、こう思う
 語り調で書かれているため、戯曲に詳しくない私にもさほど抵抗なく読み進めることができました。
 舞台で用いられる演出方法(沈黙の効果など)は、実際の会話などに活かすことも可能です。その点では、実生活に活かすこともできる本なのではないでしょうか。

「蜃気楼の旅人 グイン・サーガ98」著:栗本薫/刊:早川書房・ハヤカワ文庫JA/満足度:★★★★☆(詳細情報/楽天ブックス利用
○どんな本?
 豹頭王グインを中心にした、ヒロイック・ファンタジー小説の98巻目。
 記憶を失ったグインが、物語の始まりの地 辺境ノスフェラス〜田舎モンゴールを舞台に騒動に巻き込まれます。

○ここが素敵
 記憶を失って、なお、堅固たる雰囲気をまとうグインの落ち着きぶりは頼もしいばかりです。
 シリーズ冒頭、記憶もなくモンゴール・ノスフェラス境界付近に出現し冒険を繰り広げていたころを読者に思い出させるように、グインは旅を進めていきます。

コメントする

上位サイト

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.04

このブログ記事について

このページは、tamasunaが2004年12月23日 20:16に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「古書巡り」です。

次のブログ記事は「年賀状:新年初夢占いゲームブック」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。