通読：後宮小説

■今日の見出し
・通読：後宮小説

（今日の一言）
　うなぎ茶漬けを久々に食しました。
　うーん、今回食べた商品はわさびの薬味が、うなぎの油ぎった雰囲気を打ち消してくれるので、なかなか落ち着いた雰囲気で食べ終えることができます。
←写真：うなぎ茶漬け
　さて、鰻食べたし、テキスト作成がんばろー＞自分。

■最近の通読

「後宮小説」
著：酒見賢一／刊：新潮社・新潮文庫／満足度：★★★★☆／１９９３年４月（詳細情報 in 楽天ブックス利用）

○どんな本？
　新潮社などが開催した第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。
　中華ファンタジー世界を舞台に、無垢な少女が後宮に志願した後の、後宮向け教育（夜伽の勉強など）、都にまで波及した反乱への対応などまで盛り沢山の内容が詰まった一冊です。
　ＴＶアニメ映画「雲のように風のように」の原作としても有名かもしれません。
←「雲のように風のように-DVD-」

○ここが素敵
　約１０年ぶりに読み返しましたが、このノリはたまりません。
　「陋巷に在り」を読んだ後に読んだせいか、「陋巷に在り」の顔回たちのキャラクター造形に通じる個性を、処女作の本作にも見つけ出すことができたような気がします。
　「陋巷に在り」末期には蘊蓄文字量が多くなっていましたが、この当時は蘊蓄文字量は適量で読みやすいなぁ、と思うばかり。

○そして、こう思う
　いいものは何度読んでも面白い。
　まったく、これにつきます。

○読んだ理由
　本棚整理中に読み返したくなったため。

（自己管理用スペース）
・今日の体重：７９．８ｋｇ