通読(コミック):げんしけん7

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■今日の見出し
・通読:げんしけん7

(今日の一言)
 腹巻きのおかげで、ほんわか気分です。
 腹巻きについて、バカボンパパのようなイメージを持っていましたが、そうでもないんですなぁ。
 →「就寝用腹巻 in 楽天市場」

■今日の通読
げんしけん(7)
「げんしけん7」
著:木尾士目/刊:アフタヌーンKC・講談社/満足度:★★★★☆/2005年12月(詳細情報 in 楽天ブックス利用

○どんな本?
 漫画、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーを研究・実践する大学生サークル「現代視覚文化研究会(略称:げんしけん)」を舞台に、同文化を愛する若者たちの友情と愛情を描いた作品です。
 サブカルチャー要素を話題に含めているだけで、実際は若者の友情と愛情をふつうに描いています。
 本巻では影の薄い主人公:笹原と4巻から登場の後輩:荻上の慕情が扱われます。

○気になるフレーズ
(43頁)「第38話 こすけん」
〈もちろん全員が全員仲良くできるわけじゃありませんよ?
(中略)
 でもだからこそ逆に全員をひとくくりに嫌うのは無理があります〉


 げんしけん4代会長大野が荻上を諭すシーンから。
 オタクと目される人々の一部は、マイノリティであることを誇り、その誇りを守る/再認識するために、似通ったものを愛好する人々を軽蔑することがあります。
 例を挙げれば、「ドラえもん」の「のび太のママ」好きが、「のび太のパパ」好きを嫌うような動きです。傍目から見れば、同じものを好きなように見えるのですが、その同じもののなかで細分化された好みの違いを対立軸に据えるのです。

 このシーンでは、そのマイノリティへの過剰な自己愛を捨てるべく、大野が諭しています。
 人間関係の苦手なオタク的な人々にとって、このテキストは留意しておきたいものです。
 ……私もだけれどね。

○ここが素敵
 第37話のクッチー大活躍もいい話です。
 大野政権下のげんしけんも、まとまりがとれてきたようです。

○そして、こう思う
 笹原の就職活動が結局うまくいくところは、やはり漫画だからかなぁと思いつつも、それでも劇中で汗かいて就職活動しているようだしなぁ、と思い惑ってしまったり。
 自分も、大学時代にもっと活動するんだった。

○連想サイト
「げんしけん占い」
 私は「久我山 光紀」タイプでした。笑おうにもちょっと笑いにくいような。

(自己管理用スペース)
・今日の体重:80.2kg

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このページは、tamasunaが2005年12月23日 22:43に書いたブログ記事です。

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