02PCについて

tamasuna
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■PCの立場と、旅する理由
 PCは、何らかの理由で「都落ち」しています。
 逃げてます。その資金確保のため、都に戻るための後援者探し、名声確保のため、地方豪族と縁を深め、慕われる必要があります。
 そのため、地方のトラブル解決、女性(豪族の娘)、豪族本人と友好を深めることを目指していきます。
貴族の男性は各地を巡ったりして、各地方や各地の女性と知り合いになり、その女性の父の力で出世を果たそうとしています。また、色好みは貴族だけが許されてたものなのです。また女性は好みの男性を追うためや、引き留めるための道具のために旅をします。

■アーキタイプ
 性別の注意。女性は動き回りにくいですが、女性専用の空間(姫、女房周りの家庭空間)に入り込みやすいです。

   男性用:武骨者、学士、従者、僧、
   女性用:姫、女房、女童

○武骨者
  ・能力値(体3/知1/色1)
  ・文化値(男4/女1/官2/僧0)
  ・特技《歌学:雑体》2/《歌学:秋》1/《歌学:羇旅》1/《歌学:哀愁》1/《馬》1/《刀》1/《弓》1
  ・敬慕点 出身家系5/都の民(上流)0/都の民(下流)10/役所(検非違使庁)5
  ・所持物 刀、馬、弓
  ・家柄、身分・役職、富裕度=3/2/2

 武骨者は、武芸好きの下級貴族だ。体を動かすことを疎い、堕落した生活を過ごす上司についてをあげてしまい、都にいられなくなったため、ほとぼりを冷ますため東下りすることにした。

○学士
  ・能力値(体1/知3/色1)
  ・文化値(男0/女0/官4/僧3)
  ・特技《歌学:賀》1/《歌学:物名》1/《歌学:雑体》1/《歌学:春》1/《歌学:冬》1/《漢学:四書》1/《漢学:詩経》1/《法学》1
  ・敬慕点 出身家系10/都の民(上流)0/都の民(下流)5/役所(大学)5
  ・所持物 漢書(詩経抜粋)
  ・家柄、身分・役職、富裕度=4/1/2

 学士は数代前の帝が設けなされた大学に学んでいた、将来の中級官吏候補である。ともに学んでいた学生の一人――さる大臣の縁者だという――の不正を知り、それを追求したところ、都にいられなくなった。ほとぼりを冷ますため、諸国の実情から知識を拡充するという名目で地方に下ることにした。

○従者
  ・能力値(体2/知2/色1)
  ・文化値(男3/女1/官2/僧1)
  ・特技《歌学:雑体》2/《歌学:離別》2/《歌学:哀愁》1/《側仕え》2/《調達》1
  ・敬慕点 出身家系5/都の民(上流)0/都の民(下流)5/役所(主家)10
  ・所持物 手ぬぐい
  ・家柄、身分・役職、富裕度=2/2/3

 従者は貴族層に仕える者である。雇用主がちょっかいを出した女がいけなかった。女の父は先帝の弟の息女だった。皇族絡みの政争に巻き込まれ、雇用主は東国の国司として都から追い出されてしまった。都の生活に慣れ親しんでいた従者は、赴任先へ向かう途中逃げるかどうか迷うのだった。

○僧
  ・能力値(体1/知2/色2)
  ・文化値(男1/女0/官2/僧4)
  ・特技《歌学:賀》1/《歌学:哀愁》1/《歌学:物名》1/《歌学:離別》1/《歌学:夏》1/《仏学:奈良派》1/《説法》2
  ・敬慕点 出身家系5/都の民(上流)5/都の民(下流)0/役所(寺:奈良派)10
  ・所持物 数珠、お経(一部)
  ・家柄、身分・役職、富裕度=2/3/2

 僧は御仏に仕える求道者である。とはいえ、僧たちのあいだの権力争いも激しいものがある。権力争いにうつつをぬかす高僧たちの姿に絶望した君は、真の仏道を求め、諸国を巡ることにした。

○姫
  ・能力値(体1/知1/色3)
  ・文化値(男1/女4/官1/僧1)
  ・特技《歌学:恋》1/《歌学:春》1/《歌学:夏》1/《歌学:秋》1/《歌学:冬》1/《指揮:家庭》2/《裁縫》1
  ・敬慕点 出身家系10/都の民(上流)5/都の民(下流)5/役所0
  ・所持物 写本(名歌集)
  ・家柄、身分・役職、富裕度=3/1/3

 姫は貴族の娘である。姫の思いを寄せていた君が、流行病で死んでしまった。絶望のあまり後を追うことを考えた姫だが、女房の説得により、とりあえず諸国の寺を巡り君を忘れることにした。

○女房
  ・能力値(体2/知1/色2)
  ・文化値(男0/女4/官2/僧1)
  ・特技《歌学:恋》2/《歌学:賀》1/《歌学:雑体》1/《歌学:冬》1/《文書き》1/《家事》1/《噂話》1
  ・敬慕点 出身家系5/都の民(上流)5/都の民(下流)0/役所(主家)10
  ・所持物 写本(物語集)
  ・家柄、身分・役職、富裕度=3/2/2

 女房は、貴族僧に仕える女性である。仕える相手は女性のこともあれば、男性のこともある。女房には理解できそうもない高貴な理由により、雇用主は東下りを決意した。長年仕えてきたこともあり、他の主を捜すのも面倒に思った女房は、ともにくだることにしたのだった。

○女童
  ・能力値(体1/知2/色2)
  ・文化値(男2/女3/官0/僧2)
  ・特技《歌学:物名》2/《歌学:雑体》2/《歌学:夏》1/《家事》2/《噂話》1
  ・敬慕点 出身家系10/都の民(上流)0/都の民(下流)0/役所(主家)10
  ・所持物 お手玉
  ・家柄、身分・役職、富裕度=3/3/1

 女童は、成年前の女性である。多くは10歳前後といったところだろうか。主家に従い、都から落ちることになった。

■PC作成方法
 アーキタイプではなく、一から数寄者を作成するルールについては、α2版以降を予定しています。
 それまでは、アーキタイプのデータを改造することで対応してください。

このブログ記事について

このページは、tamasuna2006年12月 4日 01:06に書いたブログ記事です。

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