『うつつまぼろし』 「契りおきし」その1
このテキストは、歌物語トークゲーム〈うつつまぼろし〉の遊び方をイメージしていただくための読み物です。プレイヤー2人とGM1人が遊んでいるところをイメージして、書かれています。
......つまり、実際にプレイした記録ではないんです。
GM「というわけで、今日はトークゲーム『うつつまぼろし』を行います」
プレイヤーB「やんや、やんや」
プレイヤーA「変な合いの手だな>B。ところで『うつつまぼろし』って? つまらなかったら寝るぞ」
GM「TRPGの亜種の一つです。現在制作中で来夏にはそこそこ遊べるβ版が発表されそうです」
B「β版? ソニーのビデオデッキなの?」
A「コンピュータプログラムなどの関連語で、〈ほぼできあがっているけれどまだ動作テスト中で完璧じゃない〉くらいの意味だな。
来夏にβ版ということは、今日やるのはそれ以前なのか......。枕を持ってくるんだった」
GM「大丈夫ですよ。プレイヤー2人ですから、どんなシステムでTRPGをうやっても寝る暇なんて与えられない構造です」
A「それは多人数だと退屈で眠りそうなセッションが待っているということか?」